副腎皮質ステロイドの服用

副腎皮質ステロイドの効果

薬局と処方箋と薬

 

 

副腎皮質ステロイドは、副腎という臓器から分泌されたコルチゾールと呼ばれるホルモンを合成した薬剤です。副腎は腎臓の上部に接していて左右に1つずつ存在します。腎臓に比べると小さい器官で大きさは3〜4cm程度です。外側表面の皮質と中心部の骨髄で構成されています。

 

副腎皮質は3層に分かれています。一番外側から順番に球状層、束状層、網状層と呼ばれ、それぞれ異なるステロイドホルモンを分泌しています。副腎皮質ステロイドの生成に関わるコルチゾールは束状層で分泌されます。コルチゾールは過剰なストレスを感じた時に分泌されるという特徴があり、ストレスから体を守る働きがあります。

 

副腎皮質ステロイドは腎臓病に使われる薬ですが、様々な症状で用いられます。その中でも微小変化型ネフローゼ症候群、巣状糸球体硬化症、炎症が強い腎炎、ループス腎炎などの治療に使われることが多い薬剤です。

 

この薬が腎臓病に利用される理由は、抗炎症作用と免疫抑制作用の2つの効果を持っているからです。

 

腎炎への治療に最も多く利用されていますが、腎炎とは腎臓に炎症が発生している状態のことを言います。炎症は異物混入や器官に障害が発生するなど、不都合な事態に遭遇した時に免疫機能が引き起こしている反応なのです。

 

そのため副腎皮質ステロイドを活用して、炎症を抑えて、免疫機能の働きをコントロールすれば効果が期待できます。


投与方法と副作用について

副腎皮質ステロイドという薬は副作用が強いため、服用する際には使用方法を厳守することが大切です。

 

一般的なやり方としては、最初の1〜2ヵ月は多めに投与して、様子を見ながら少しずつ量を減らしていくパターンで行われます。量が多ければ免疫抑制効果が強く、逆に量が少ないと抗炎症作用のほうが効果が発揮されるようになります。

 

副作用があることから、長期間の投与は避けたいところですが、飲み出してからすぐにタンパク尿やむくみが消えても継続しなければなりません。ただし、検査を行ったり体調をチェックしながら、量をだんだん減少させていきます。そして最低限、現状を維持できる量を算出します。これを維持量と呼びますが、維持量を算出できたら、それを約1年間飲み続けるケースが多く、最も有効な方法と考えられています。

 

また、ループス腎炎や急性進行性糸球体腎炎症候群では、薬を集中的に投与して、その後一定期間休止するパターンを繰り返すパルス療法で治療を行うことがあります。

 

ところで副腎皮質ステロイドには、どのような副作用があるのでしょうか?

 

投与を始めてからすぐに現われるのはムーンフェイスです。この病気になると体重が増えて顔が丸くなります。とても深刻に考える人も多いのですが、この病気は薬の量を減らせば症状も治まりますので、問題はありません。特に心配する必要はないでしょう。

 

その他には感染症を引き起こしやすくなったり、骨や歯が弱くなったり、消化器官に潰瘍ができやすくなるなどの副作用もあります。

 

尚、この薬は量が多ければ多いほど、服用する期間が長ければ長いほど、副作用が強く現われるという特徴があります。そのため担当医師は患者の病状をチェックしながら、副作用が出ないように投与する量を調整しますので、医師の指示に従うことが大切です。

 

最も大切なことは、副作用が気になるという理由で勝手に服用をやめないことです。薬の投与に関しては医師が診察して決めますので、自己判断してはいけません。

 

医師に無断で服用をやめたことにより、回復した病気が再発することも考えられますので、必ず医師の言いつけを守ってください。

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