免疫抑制薬はどんな薬でしょう?

免疫抑制薬が腎臓病治療に使われるケースとは?

いろいろな種類の薬

 

 

人間には免疫機能が備わっていて、それによって私たちは健康を維持することができます!

 

この免疫は「自分」と「自分以外のもの」を識別して、自分を守るための機能です。

 

具体的な働きとしては体内に異物や細菌が侵入すると、それを攻撃して退散するための準備を始めます。これまで維持してきた健康な体が、外部からの侵入物によって病気にならないように防御するためです。

 

免疫は有害と思われる物質の侵入を阻止する作用、無毒化する作用、抗体を使って攻撃する作用があり、再び侵入した際に備えて情報をストックしておくのです。

 

ところが、このような優れた免疫機能の働きが、腎臓病を引き起こす要因になったり、進行を促している可能性があるのです。実際に免疫機能に異常が発生して、誤って自分自身の組織や器官を攻撃することによって発症する病気が存在します。それは膠原病の一種であるループス腎炎、IgA腎症などです。

 

そこで免疫抑制薬を使用する必要性が出てくるのです。この薬によって自分自身を攻撃する免疫機能を緩和させて、腎臓病の治療や進行を止める措置を行います。

 

似たような効果を持った薬として副腎皮質ステロイドがありますが、ステロイドを使っても期待する効果を得られない時や副作用などが深刻なケースでは免疫抑制薬が用いられます。また、ネフローセ症候群の治療の際にステロイドを使用しても、効果が見られない時に使用されます。


腎臓病治療で使われる3つのタイプと副作用

それでは腎臓病治療として主に使用される3つのタイプの免疫抑制薬をご紹介します。

 

まず、1つ目はシクロスポリンです。ネフローゼ症候群の時の内服薬として、あるいは臓器移植で用いられることが多い薬です。投与する際は血液に含まれる濃度が重要ですので、採血してチェックしながら量をコントロールする必要があります。高血圧、高脂血症、多毛、肝障害などの副作用が発症することがあります。

 

2つ目はシクロホスファミドです。主にループス腎炎の治療に使われ、病気の進行が早いケースで用いられることが多い薬です。そのため効果は期待できますが、体内の白血球や血小板が減少するという副作用もありますので、白血球の数をチェックしながら投与することが大切です。

 

その他にも悪性腫瘍、出血性膀胱炎、骨髄障害、間質性肺炎、肺線維症、不妊娠、脱毛などの多数の副作用を引き起こす可能性がありますので注意してください。点滴と内服による処方がありますが、点滴薬は集中治療で実施するパルス療法で使われます。

 

3つ目はミゾリビンです。この薬はネフローゼ症候群の再発を防いだり、全身性エリトマトーデスによるループス腎炎の発症を抑えるために利用されます。やや効果が弱いため、単独で使われるケースは少なく、副腎皮質ステロイドと一緒に服用することが多くなっています。発生する副作用は骨髄障害です。

 

尚、3つの薬剤は感染症になりやすいという共通の副作用がありますので充分に気をつけましょう。免疫力が弱まりますので、軽い症状の風邪であっても肺炎になることも考えられます。

 

医師は体調をチェックしながら、副作用が出ないように薬の分量を調整していますので、医師が決めた通りに服用するようにしてください。

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