腎臓が妊娠や出産に与える影響

血圧と腎機能が鍵を握る

妊婦さんと赤ちゃん

 

 

 

腎臓が悪ければ、妊娠と出産に影響が出るのでしょうか?


 

血圧と腎機能が2つの大きな鍵に!

女性の方にとって、妊娠と出産は人生の重大イベントの1つです。そのため、誰もが無事に健康で元気な赤ちゃんを産みたいと思っています。

 

出産は何よりも母体が健康であることが一番大切ですが、どこか体の具合が良くないと、赤ちゃんに悪い影響が出ることが考えられますので、とても不安なのです。

 

そこで腎臓病にかかっていたり、腎臓の調子が悪い女性の方も、妊娠や出産に影響があるかどうか気になるのです。

 

結論から言えば、腎臓に問題があるという理由だけで、すべての人が妊娠と出産ができないということはありません。病状によって可能であるかどうか判断します。

 

では、何を基準に判断するのでしょうか?

 

それは血圧と腎機能です!この2つが大きな鍵となります。

 

血圧が上昇して高血圧と呼ばれる状態であったり、腎機能の低下が一定の基準を超えてしまっている場合は難しいでしょう。

 

しかし、たんぱく尿が検出されるくらいの軽い症状であれば、血尿が陽性でも妊娠と出産を普通に行っても大丈夫なケースもあります。

 

 

医師に相談してみること!

妊婦さんになると、腎臓に流れる血液の量が通常に比べて約30%増えて、糸球体が濾過する血漿がおよそ50%増大します。

 

そのため腎臓は、これまで以上に大きな負担を背負うことになりますので、日常生活において、いつも以上に気を遣うようにしましょう。新しい生命が誕生しますので、母体に与える影響は大きいのです。

 

もし、腎臓に何かしらの不安を抱えているのであれば、医師に相談してみることが大切です。

 

症状を診て、妊娠と出産がどのような影響を与えるか確認して、問題なく安心して出産できるのであれば許可するでしょう。

 

それに対して、医師から「危険なので諦めてください」と言われたら、その指示に従ってください。なぜなら、流産や死産、あるいは妊娠高血圧症候群などが発生する可能性があるからです。

 

妊娠高血圧症候群とは、妊娠中は胎児に栄養が必要なため血圧が高くなる症状です。妊娠後期に発生します。数値としては、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上の値を指します。この時は腎臓に大きな負担がかかるため、たんぱく尿が出ることもあります。妊娠中毒症とも呼ばれている病気です。

 

危険な状態の時は無理をしないで、医師の言いつけは必ず守ってください。


腎臓病の患者さんの妊娠・出産に関してのガイドライン

赤ちゃんを抱くお母さん

 

 

腎臓病患者さんの妊娠・出産に関してのガイドライン

 

腎臓学研究の進歩や知識の普及などで国民に貢献するために、1959年に設立された日本腎臓学会では、

 

腎臓病患者さんの妊娠・出産に関してのガイドラインを作成しました!

 

ガイドラインでは様々な腎臓病について説明していますので、とても参考になります。

 

そこで、こちらではその内容をピックアップしてご紹介します。

 

糖尿病腎症

妊娠と出産が問題がないと思われるのは、第一期の腎症前期、第二期の早期腎症期です。これが第三期Aの顕性腎症期前期になると、病状の経過を観察して判断する必要性が出てきます。

 

第三期Bの顕性腎症期後期と第四期である腎不全期では、かなり危険な状態になりますので避けてください。第五期の透析療法期では妊娠と出産に関する制限はありませんが、控えるべきでしょう。

 

慢性糸球体腎炎

慢性糸球体腎炎の時は、腎機能が正常であるか、軽度の低下で病態が悪くなければ妊娠・出産は大丈夫です。そして腎機能の低下がある程度まで進行した場合は、尿検査、血液化学検査、病状を診てから判断することになります。

 

ただし、状況が悪化して高度の腎機能低下、尿毒症期、透析導入期などの段階になった時は妊娠と出産は避けなければなりません。

 

ネフローゼ症候群

妊娠と出産が問題がないケースは完全寛解(かんぜんかんかい)で、薬物治療を打ち切ってから半年以上経過している場合です。また、不完全寛解T型であっても、1日の尿たんぱくが1g未満で、治療終了後、半年以上経過しても病状が安定していれば大丈夫です。

 

逆に不完全寛解T型で治療が継続中であったり、不完全寛解U型では腎機能があまり低下していなくても避けたほうが良いでしょう。また、それ以上に腎機能の低下が著しい場合も当然お勧めできません。

 

ループス腎炎

妊娠と出産を問題なくできるケースは、全身性エリテマトーデスの病状が安定し、副腎皮質ステロイドの量が少なく、腎機能が正常に近い状態の時です。また、ステロイドの量が多くても大丈夫なケースもあります。

 

結局、全身性エリテマトーデスの病態によって判断することになりますので、状況をチェックしながら慎重に見極めることになります。

 

上記がおおよそのガイドラインですが、それぞれ状況によって多少の違いが出てきますので、医師に診てもらうのが安全で確実です。

 

また、日頃から、腎臓の健康を維持するには、サプリメントなどを服用すると良いでしょう!

 

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