タウリンとは何でしょう?

魚介類

 

タウリンとは何でしょう?

 

タウリンは1827年にドイツの科学者によって牛の胆汁から発見されました。多くの動物の体内に存在している物質で、人間の場合は体重の約0.1%がタウリンです。

 

「遊離アミノ酸」「含硫アミノ酸」などと呼ばれていますが、厳密に言えばアミノ酸ではありません。

 

タウリンには様々な健康効果があり、私たちは1日に500mg以上摂取するのが好ましいと言われています。食べ物では魚介類に含有量が多いため、毎日の食事で吸収することも可能です。

 

しかし、日頃から体を動かす仕事をしたり、たくさんお酒を召し上がる方は多めに摂取したほうが良いため、食事だけで充分に補うことが難しいのです。そのためサプリメントなどを利用する人もいます。

 

タウリンは天然と合成の2種類に分けることができます。天然はコストが高く貴重なものですが、合成は化学的に作られた安価なものです。日本においては、天然タウリンは食品として位置づけられ、合成タウリンは医薬品として扱われています。

 

国内では主に、天然タウリンは赤ちゃんの粉ミルクやサプリメント、合成タウリンは栄養ドリンクや医療用医薬品などに使われています。

 

そのため、タウリンは気軽に飲める栄養ドリンクから摂ることも可能ですが、それには大きなリスクが伴います。

 

なぜなら、栄養ドリンクに含まれている無水カフェインという物質を長期間に渡り過剰摂取すると、健康に悪影響を与えることが判明しているからです。できれば、毎日の食生活で不足する分はサプリメントで補給するのが理想的です。

 

また、タウリンが赤ちゃんの粉ミルクに配合されているのは、赤ちゃんの成長に必要な成分だからです。出産直後のお母さんの母乳にはタウリンが豊富に含まれています。最近の研究で、赤ちゃんの脳や神経系の発達に重要な役割を果たしていることが明らかになってきました。

 

タウリンは私たちに必要な成分であり、特に副作用の不安もありませんので、積極的に摂るようにしましょう!


どんな物質なの?

栄養ドリンクを飲む人とお魚

 

タウリンという言葉は、栄養ドリンクのテレビコマーシャルなどで耳にしたことがある方が多いと思います。栄養ドリンクは主に栄養補給や滋養強壮のために購入するものですが、成分としてタウリンが配合されている商品がたくさん出回っています。

 

タウリンは1827年にドイツの2人の科学者である「ティーデマン」と「グメリン」が、牛の胆汁から発見した物質です。ただし、中国で紀元前から使われていた漢方薬の「牛黄(ゴオウ)」には、タウリンが含まれていることが判明しました。当時は、強心、鎮静、解毒、疲労回復、滋養強壮、不老長寿などの目的で利用されていたそうです。

 

純粋なタウリンは無味無臭の水溶性の白い粉です。ほとんどの動物組織に含まれている成分で、私たち人間の場合は、体重のおよそ0.1%がタウリンであると言われています。つまり、体重が60sの人であれば、体内に60g含まれていることになります。

 

タウリンは厳密な分類ではアミノ酸ではありませんが、一般的には「遊離アミノ酸」、あるいは「含硫アミノ酸」と呼ばれている物質です。通常はアミノ酸と言えば、タンパク質を合成する役目を持っていますが、遊離アミノ酸はタンパク質にならずに、体内に単体で存在しています。

 

最近はタウリンの研究がどんどん進んで、様々な健康効果があることが明らかになってきました。

 

タウリンは体内で合成できますが、外部から取り入れることも可能です。食材では魚介類に多く含まれていますので、多く摂取したい時は肉料理よりも魚をメインとした献立を考えると良いでしょう。

 

お魚が苦手な人はサプリメントから取り入れる方法もあります。

 

では、実際に私たちはどれくらいのタウリンを摂取したら良いのでしょう?

一般的に推奨されているのは1日500r以上

です。

 

数字ではわかりづらいと思いますので、毎日の食事で考えた場合は、1週間に少なくても7回以上、タウリンが豊富に含まれている魚介類の料理を食べれば良いということになります。

 

つまり、「毎日、最低1食は魚介類を食べましょう」ということなのです。また、タウリンは水溶性の栄養素ですので、1回の食事で大量摂取するよりも毎日コツコツと継続して食べたほうが良いのです。

 

尚、日頃からスポーツを楽しんだり、肉体労働などのハードな仕事をしていたり、お酒をたくさん召し上がる方は、1日に1000r以上摂取したほうが望ましいと言われていますので、サプリを利用する人が増えています。


天然タウリンと合成タウリン

元気な人たち

 

タウリンには、天然タウリンと合成タウリンがあります。

 

天然タウリンは牡蠣などの魚介類や牛などの動物の胆汁から抽出したもので、採取や精製作業にとても手間がかかる高価なものです。それに対して合成タウリンは、化学的に合成された値段が安いものです。

 

どちらも同じ物質ですが、天然タウリンは合成タウリンよりも原料価格が500倍以上も高いのです。そのため日本で販売されている栄養ドリンクなどには、化学合成されたタウリンが配合されています。

 

もし、栄養ドリンクに天然タウリンを添加すると、とても高額な商品になってしまいますので、全く売れなくなってしまうでしょう!

 

ところで、日本の法律では天然タウリンは食品扱いですが、合成タウリンは医薬品扱いされていますので、食品や清涼飲料水に合成タウリンを加えることはできません。栄養ドリンクはビタミンB群などを含むビタミン含有保健薬ですので、指定医薬部外品という医薬品です。そのため合成タウリンを配合できるのです。

 

尚、厚生労働省では、以下のような化学合成で作られたタウリンを医薬品として認可しています。

 

「臭化エチレン」+「亜硫酸ナトリウム」+「アンモニア」
「ニトロエチレン」+「亜硫酸水素ナトリウム」
「エチレンイミン」+「亜硫酸」

 

近年、合成タウリンは飼料添加物として指定され、主に養魚用飼料などにも使われています。純度が99.0%以上で、無色または白色の無臭の結晶粉末で、市販の栄養ドリンク剤と同一規格の性状です。

 

医療法医薬品としては、心不全や肝機能の改善に対する治療薬として処方されていますが、ミトコンドリア脳症改善薬としての開発も進められています。

 

尚、タウリンはこれら以外にも、天然や合成を問わず、様々なシーンで活躍しています。

 

タウリンには皮膚のバリア機能を維持する作用がありますので、化粧品の成分に使われたリ、傷んだ髪を修復する作用があることからシャンプーやヘアカラーにも利用されています。

 

その他にはキャットフードにも使われています。もともと猫は体内で充分にタウリンを作ることができませんので、タウリンが多い魚などを好んで食べています。猫がタウリン不足になると様々な臓器の機能が低下したり、目の網膜の機能異常などの症状が出てきます。ペットフードには天然が使われていることも多いのです。

 

また、赤ちゃんの乳児用粉ミルクには天然タウリンが配合されていますし、臓器保存液や家畜の精液保存にもタウリンが利用されています。

 

一方、海外では天然タウリンも合成タウリンも両方とも食品として扱われていますので、価格が安いサプリメントをドラッグストアやインターネットで購入することが可能です。


栄養ドリンクは危険?サプリメントがオススメ!

栄養ドリンク

 

タウリンを補うのであれば、サプリメントで摂取するのが最も望ましい形です。

 

しかし、中には、「近所のドラッグストアで栄養ドリンクを買ったほうが手軽でいい!」と思われる方もいらっしゃるでしょう。それほど高いものではありませんし、とても簡単です。

 

そのため、わざわざサプリメントを買う必要がないと考えるのは当然のことです。

 

ところが、栄養ドリンクには合成タウリン以外にも様々な成分が含まれていて、摂り過ぎると体に悪い影響を与えてしまうものもあるのです。

 

その代表的なものに無水カフェインがあります。

 

カフェインと言えばコーヒーなどに含まれていることは有名ですが、覚醒作用があるため、眠くなりそうな仕事の会議の前や、試験勉強の前に摂取する方も多いと思います。また、神経伝達物質で脳を活性化させるドーパミンを増やしてくれますので、行動力のアップ、集中力の向上、疲労回復などの効果が期待できます。

 

さらには脳血管を収縮する作用がありますので、頭痛の症状を楽にしてくれる効果もあります。

 

しかし、カフェインは継続して過剰摂取すると体に良くありません。それはカフェインが切れたり、長期間カフェインを摂り続けた後に突然やめると、脳血管の収縮作用がなくなり、頭痛が酷くなるからです。

 

また、カフェインの摂取量がどんどん増えるとカフェイン中毒になってしまいます。不眠症、幻覚、情緒不安定などの状況に加えて、吐き気、嘔吐、痙攣、消化器官の不具合などの症状が現れます。そのため摂り過ぎてはいけないのです。

 

ヨーロッパの共和制国家であるリトアニアでは、未成年者に対してエナジードリンク(栄養ドリンク)の販売を禁止する法律が施行されていますが、これはカフェインの摂取に関する問題も関与していると言われています。また、アメリカでは栄養ドリンクの飲み過ぎによって人体への被害も発生しています。

 

タウリンは日々継続して摂取するのが好ましい栄養素ですので、それを栄養ドリンクで補うとカフェインの過剰摂取になりかねません。それに加えて、栄養ドリンクには、糖分がたくさん含まれている商品もありますので、飲み続けることによって糖尿病や肥満に繋がる危険性もあります。

 

栄養ドリンクはあくまでも医薬品ですので、本当に必要な時にだけ飲むようにしましょう!そのためタウリンはサプリメントで摂取するのがベストなのです。


タウリンは赤ちゃんにとって、とても大切な成分!

赤ちゃん

 

タウリンは食事やサプリメントなどで摂取することができますが、体内でも合成されています。合成される器官は主に肝臓です。含硫アミノ酸である「メチオニン」「システイン」から作られますが、「システインジオキシゲナーゼ」と「システインスルフィン酸デカルボキシラーゼ」という2つの酵素が重要な役目を担っています。

 

必須アミノ酸であるメチオニンから代謝されてできるシステインに、この2つの酵素が反応してタウリンが合成されています。タウリンを合成する能力は人間と動物でも大きく異なりますが、動物性タンパク質を食べないベジタリアンの方は、合成能力が高まっているとも言われています。

 

ところで、タウリンは赤ちゃんにとって、とても大切な成分であることをご存知でしょうか?胎児や新生児は、自分でタウリンを生成する能力が低いため、お母さんからタウリンをもらっています。

 

胎児は母親のお腹の中で羊膜に包まれ、羊水の中で育っていますが、この羊水に含まれているタウリンの濃度は、母親の血液よりも高いことが判明しています。

 

一方、産まれたばかりの新生児は、お母さんの母乳からタウリンをもらっています。母乳にはタウリンが豊富に含まれていて、母親がタウリンを吸収すると、それが母乳から新生児へ与えられることが明らかになっています。

 

また、母乳に含まれているタウリンは、特に出産した直後に多いことがわかりました。これは赤ちゃんの成長にとって、タウリンがとても重要な成分であることを証明していると言って良いでしょう。

 

さらに研究によって、胎児や新生児の脳にはタウリンの量がとても多いこともわかり、赤ちゃんの脳や神経系の発達がタウリンと深く関わっている可能性が高いと考えられています。

 

このように赤ちゃんの成長に大事な役割を果たしているタウリンは、大人にとっても必要不可欠な成分です。そのため体内に不足しないように継続的に摂るようにしましょう!

 

 

上手に取り入れるには、こちらがオススメです!

→ タウリンサプリメント

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